英語初心者がIELTS(アイエルツ)Speakingスコア6.0を取得するまで~勉強のコツや対策を徹底解説!~
留学や海外就職を目指すべくIELTSの勉強をし始めたものの、「Speakingはどう勉強したらいいんだろう?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、まともに英語を話せなかった私がIELTSのSpeakingで6.0まで成長した経験を踏まえて、日本人が特に苦手とされているIELTSの「スピーキング」セクションの対策について解説します。
苦手とされているだけに不安になってしまう方も多いですが、コツを掴んで練習通りに実践すれば越えられないハードルではありません。
それでは早速、いってみましょう!!
日本人はなぜスピーキングが苦手?
そもそも、なぜ日本人はスピーキングを苦手意識を持っているのでしょうか?コロナ前までは外国人観光客も過去最大で至るところで英語で会話しているのを聞いたものです。しかし、日本人にとって英語のスピーキングは英語学習において最大のハードルと言っても過言ではないでしょう。そのハードル感じてしまうのは3つの理由があります!
1.日常で英語を触れる機会の少なさ
2.義務教育課程での勉強方法
3.日本語との根本的な文法の違い
それでは、この3つについて理由を説明していきます。
1.日常で英語を触れる機会の少なさ
まずはじめに考えなければいけばいことは、日本は日本語だけで事足りる社会ということです。皆さんは日本で過ごしている中で、英語にどのくらい触れているでしょうか?
例えば街を歩いていても英語を話すことが必要になるケースはありませんし、街中に表記されている看板などはすべて日本語ですよね。家で過ごすとなおさらテレビは日本語ですし家族での会話も日本語です。
「日本語圏なんだから当たり前でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
例えばフィリピンでは、母国語はタガログ語ですが家族での会話が英語であることが多々あります。マレーシアも母国語はマレーシア語ですが、テレビ放送では全編英語の時間帯もあります。
我々日本人はほとんど日本語で生活が完結しており、日常で英語に触れる機会が他国に比べて圧倒的に少ないということを認識しましょう。
★英語に触れる機会を積極的に作りましょう!★
2.義務教育課程での勉強方法
次にあげる理由は私達が今まで受けてきた義務教育に原因がありそうということです。
日本の教育課程は、正しさや正確さが求められる傾向にあり、英語の授業もボキャブラリーの暗記や文法にフォーカスされていました。
文法や単語は間違いが少ないで有名な日本人ですので、留学行くと周りから驚かれますが、スピーキングになると文法を知らない留学生より話せないというのはよく聞く話です。
学校で叩き込まれた文法を使う機会は日本社会ではあまりなく宝の持ち腐れとなってしまいます。
現在の教育は会話やネイティブスピーカーと話す機会もあり、より実践的になっているようなので、国をあげて英語力の強化を図っていきたいようですね。
★世界でもトップレベルな文法力をアウトプットする場を作ろう!★
3.日本語との根本的な文法の違い
最後の理由は英語と日本語の文の構成の違いについてです。
英語は主語の後、すぐに動詞が来ます。日本語は主語の後、修飾をして最後に動詞を持ってきます。
これはシンプルかつ根本的な違いですが、この違いが日本人の言語化する過程において慣れるのに時間を要する要因だと言われています。
そのため日常的に日本語に触れる機会がほぼ100%である人にとっては、脳がこの違いをナチュラルに受け入れることが難しいというのが最大の理由です。
スピーキングの際に日本語⇒英語という直訳の流れから抜けられず、かつ教育課程でならった文法に当てはめることで表現の幅が著しく狭まってしまうのです。
★英語を話す機会を増やして頭を慣れさせよう!★
スピーキングテストで求められる能力
次にIELTSのテストで求められる能力についてです。スピーキングテストの面接官はネイティブスピーカーであり自信がないと委縮してしまいがちですが、テスト形式と採点チェックポイントは明らかになっていますので、シンプルに考えて準備をしましょう!
1)テスト形式
2)採点チェックポイント
対策すべきポイントを明白にしよう!
1.テスト形式
テストは、以下の3つのパートに分かれていています。
パート1
このパートでは身近なことについて短文で質問されます。日本で初対面の人と話すのと同じ感覚ですね。
おおよそ3つにテーマで4問ずつ質問されるのが一般的で時間はおよそ4~5分程度になります。
パート2
試験官が選んだトピックについて、短いトークをします。
このパートでは、試験官からトピックカードを渡されて、回答の準備に1分間、回答する時間に1~2分間の計3分が与えられます。
話している途中でメモを見ることもできますし、2分を超えるまではストップをかけません。スピーチ後に1~2問試験官から質問がありますので短く答えましょう。
パート3
このパートではさらに深く話をします。
試験官は4~6つの自由回答式の質問をしますが、ここでのトピックはパート2に関連したトピックとなるケースが多いです。
ここでの質問は難易度が上がりトピックについての評価や分析思慮不深い返答が求められます。
2.採点チェックポイント
採点のチェックポイントは大きく4つに分かれています。
①話しぶりの流暢さ
頭に浮かんだアイディアを関連付けて整理しながら明快に表現し、スムーズに話せているかを判定しています。
②語彙の豊富さ
しかるべきタイミングでしかるべき単語がつかえるだけの語彙力を持っているかを判定しています。
③文法の正確さ
正しい文法知識を持ち、適切な構文をどの程度の複雑さをもって表現できているかを判定します。
④発音
アクセントや抑揚など、どの程度明快な英語で相手に理解させることができているのかを判定しています。
このように試験の形式は決まっていていますし、チェックポイントもわかっていますので、シンプルにこの形式に向けて実践練習を行うことがスコア獲得への近道です!
IELTS スピーキングテストへの3つの対策
これまでご紹介したことを踏まえてIELTSスピーキングの対策方法についてご紹介します!
1.オンライン英会話の活用
スピーキングを強化するために必須なのが当たり前ですが英語で会話をすることです。
そのための手段としてオンライン英会話は積極的に活用していきましょう。英会話の中で当然対面クラスでのメリットはありますが、コスト・工数・効果の側面からオンライン英会話を推奨します。
対面での英会話であってもオンラインでも、大事なことは「毎日、日常の中に英語だけを使う時間を作る」ことです。毎日、継続的に続けるということを考えると、対面よりも断然オンラインの方がメリットがあることを実感できます。
また、オンラインの英会話で先生にIELTSのテストを受けようとしていることを伝え、面接官の役割をお願いすると、本番さながらの練習ができます。
★まずは実践!ネイティブとたくさん話そう!★
2.テキストに基づいたテスト練習の実践
スピーキングに慣れてきたら次にテストに受かるための勉強をしていきましょう。IELTSの実践型の練習として、テストを運営しているブリティッシュカウンシルが公式に出版している問題集がありますので、ここの問題を活用して準備をすると実際に質問されるような内容をイメージすることができます。
こちらのサイトで、問題集を紹介してますので参考にしてみてください!
★本番同様の問題を通して試験のイメージをしよう!★
3.日常の出来事を独り言で英語で話す
IELTSのみならず英語のスピーキング能力を高める為にかなり効果的なのは日常の出来事を独り言で英語で話す方法です。例えば「暑い・・」や「おなかすいた・・」などの簡単な文章でも英語で口に出して言ってみることで英語を使う脳を鍛えることができます。
冒頭でもお伝えしたように、日本語脳があまりにも馴染みすぎていると「日本語で考えて直訳する」という日本人の典型的な英語の構成の仕方になってしまい、英語に伸び悩んでしまうケースが多いです。
そのため、言いたいことを日本語を介さずに直接英語で考える癖を日常の英語の活用で鍛えていくことが効果的な方法です!
★毎日英語で話す癖を付けてスムーズに英語が出てくるようにしよう!★
IELTSスピーキング対策まとめ
スピーキングスキルを伸ばすにはとにかく「毎日英語にを話すこと」が一番大事です。
そのため皆さんそれぞれのライフスタイルに合った形で英語を取り入れていく方法を見つけていくことで、英語脳を作っていきましょう。
★日本人がスピーキングが苦手な3つの理由
★スピーキングテストのポイント2つ
★IELTSスピーキング対策3つ
今回ご紹介した方法をぜひ参考にしていただき、IELTSのスコアアップに活かしてもらえたらと思います!
一番の近道はとにかく英語で話をしてみるところでIELTS対策に特化したオンライン英会話の無料体験もあるので、是非自分の英語力チェックをしてみてください!